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サステナビリティ(持続可能性)がよくわかる?環境教育にぴったりのサステナ漫画「さすてな気分」連載中。
by gaku33k
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2009年 11月 06日
サステナビリティ・ウィークはじまる
ごみなげです。
全国的に、秋をすっ飛ばして冬に片足を突っ込んだように
急激に冷え込む日々が続きましたが、どうやら落ち着きました。
きょうなどは、秋晴れでカラリと気持ちいい穏やかな一日でした。
ただでさえ短い北海道の秋、ことしはほぼ無かったに等しいです。。

北海道大学のイチョウ並木も、なんだか寒波に翻弄されて、
すっかり黄葉しきらないまま散ってしまいつつあります。
そんな天上の憂いを尻目に、地上のギンナン争奪戦は熾烈さを増しているようですが。

さて、サステナビリティ・ウィーク2009は無事スタートしたようです!
学内は正門ほか数箇所に横断幕が掲げられていて、
訪れた方々にウィークの開催を大々的にお知らせしています。
「お祭りやるんですか?」という質問を受けた職員もいたみたいです。


サステナビリティ・ウィークの一環で、
第4回 結~yui~プレゼンツ フェアトレードフェア」という行事が催されています。

フェアトレードは、経済的に立場の弱い国や人々がつくったものを
安く買い叩くなどせず、適正な対価を支払って購入するというものです。

世の中には、ベトナムの民芸品やらアフリカのカカオやら、
生産者からタダ同然で買い上げてブローカーなどが高く売り
大きな利ざやを得ている、なんていうものが多くあります。
これは確かにフェアじゃない。だから適正な価格で取引しようというわけですね。

持続可能性という観点では、どう考えるべきなのでしょうか。

フェアトレードは、生産地で豊富に採れる原料や、現地の伝統的な
手工芸の技術を活かした、環境を害さない持続的な生産によって支えられている
(「結~yui」Webサイトより抜粋)とのことです。
これは確かに、環境を害さないという点で持続可能かもしれませんね。
ただ、輸送にかかる環境コストは、遠ければ遠いほどかかります。

フェアトレードで潤った生産者たちに持続可能な発展を実現してもらい、
最終的には世界の経済がフラットになることを望むということでしょうか。

個人的には、フェアトレードは買い手側の人為的側面が否めず、
どこにフェアがあるのか、市場のバランスも見極めて成功する方法があるのか、
ちょっと腑に落ちない点があります。

ミクロな話をすれば、安いものを買いたいのはどこの世も一緒で、
少なくとも日本でフェアトレード商品を買うということは、
割高な商品をあえて買うということで、
いわば募金とセットみたいな感覚なのではないかと思ってしまいます。
でも、そういう感覚を持ち得ない多くの人は買いませんから、
結果的に売り上げはあまり伸びない、といった結果にもなりかねません。

11月10日には、「フェアトレード雑貨&レストラン みんたる」で講演会があるそうです。
慈善事業感覚ではない、市場としての成功可能性に着地した
フェアトレードのあり方がうかがい知れることを期待します。
# by gaku33k | 2009-11-06 19:26 | サステナビリティ
2009年 10月 28日
そろそろサステナビリティ・ウィーク2009
ごみなげです。
北海道大学のイチョウ並木が見ごろを迎えています。
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/news/news-top/ichou-news2009/index.htm

11月1日(日)には交通規制(と称したいわゆる歩行者天国)が実施されます。
10時~16時の間、のんびり楽しむもよし、写真や写生もよし、
銀杏拾いもよし…拾って売ったらダメですけどね。

さてその11月1日は、北海道大学サステナビリティ・ウィーク2009の初日でもあります。
ことしはどんな行事が行われるのか?
詳しくは次のエントリーで。
# by gaku33k | 2009-10-28 12:58 | サステナビリティ
2009年 10月 08日
リンゴの季節!
ごみなげです。
ずいぶん置いてしまいました。
北海道はすっかりリンゴのシーズンです。

北海道大学にいると、学生実習などで作られた作物を口にする機会が結構あります。
リンゴなどは代表格で、最近はすっかり旬の味覚のお世話になっています。

特に個人的に旨いと思うのが「さんさ」。
小ぶりだけどしっかり甘酸っぱくて、身と皮がサックリ柔らかいので
朝食に1、2個かぶりつくのが最高なのです。

そのリンゴ、ことしは色付きがすっかり悪く、まだら模様が多く見られます。
それじゃ甘くなくて、旨くないんじゃないのか?と思われるかもしれませんが、
実はこれが逆なんですね。

色づきの良いリンゴは通常、葉を落として果実によく日が当たるようにしているそうです。
葉っぱを落とすということは、光合成を行う能力が低下するということですね。
リンゴは、葉っぱが日光をいっぱい浴びて栄養をたっぷり蓄えたもののほうが、
色づきが悪くても旨い!というわけでした。実際ほんとに旨いと思います。
袋かけも、しないほうが見た目は悪くても栄養価が高いんだそうですね。
見てくれなんていいから、無骨で旨いリンゴをお手ごろ価格で食べたい!と思いました。


シーズンといえば、北海道はそろそろイチョウが色づき始める頃です。

北海道大学には、立派なイチョウ並木があります。
イチョウ並木がある大学は多けれど、よそと比べても、
北大のは規模や美しさが際立っているのではないかと思います。
http://www.eng.hokudai.ac.jp/graduate/photo/?photo_ID=23#imgtop


東京大学(校章にイチョウの葉)
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~kondo/ichonamiki02_05.htm
大阪大学(校章にイチョウの葉)
http://www.es.osaka-u.ac.jp/life/campus/mainroad1.html
岡山大学(広報誌が「いちょう並木」)
http://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/dousoukai/album.htm
東京工業大学
http://www.titech.ac.jp/about/introduction/album_season.html
東京情報大学
http://www.tuis.ac.jp/topics/1201.html

東京にイチョウの木が多いのは、
イチョウが東京都の木だからでしょうか。

一昨年、北大生と北大OBが制作した映画「銀杏の樹の下で」は、
北海道大学のイチョウ並木を美しく映し出している作品です。
機会があればぜひご覧ください。
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/topics/080930_icho/080930icho.html


そんなわけで、北海道はすっかり朝晩が寒くなりました。
キノコのシーズンが終わってしまうのが寂しいですが、
雪化粧をまとった農学部なんかも、また乙なのです。
# by gaku33k | 2009-10-08 21:15 | お仕事
2009年 05月 14日
山菜~ネマガリタケそろそろ!
ごみなげです。
いよいよ春到来!
(いまさらですが)

5月の連休は、日高方面をドライブしつつ、
いつものポイントでギョウジャニンニク(行者にんにく、アイヌネギ、
ヒトビロ、キトピロ、ユリ科ネギ属、学名:Allium victorialis)を
ほんの少しだけ収穫して、ホテルの部屋で湯がいて食べました。
やっぱり山のものは旨いですね。

以前、農学部で行者ニンニクを専門に研究している人がいて、
彼から「行者ニンニクは切って30分~1時間くらい置くと
カラダに良い成分が(ニオイとともに)倍増する!」と教わりましたが、
今回はさっさと食べてしまいました。やってみればよかった。

行者ニンニクは、おひたしでもおいしいですが、
生で、あるいはサッと湯通ししてしょうゆ漬けにするのも
とてもおいしい、有名な食べ方です。
それと欠かせないのはギョウザ!これも旨いです。
茎の部分は、ぶつ切りにして軽く天ぷらにしても最高です!
臭みが気になる人も、天ぷらならいくらでもいけますよ。

ヤチブキ(エゾノリュウキンカ、蝦夷立金花)もほんの数本、収穫しました。
キンポウゲ科リュウキンカ属、学名Caltha palustris var. bartheiだそうです。
フキに似てみずみずしく、ほのかに苦味があり、好き嫌いはありますね。
開発などで減少傾向にあり、採りすぎはよくないんだそうですが、
個人的にはちょっとだけ楽しめればいいかな、という感じです。
ただし、水辺にかがやく鮮やかな黄色い花は、誰もが目を奪われます。

あとは、お決まりのニリンソウが群生してましたね。
食べられますが、葉のかたちがトリカブトと少し似ていて、
ちょっと敬遠してしまいます。

道中は、全草毒・バイケイソウの若芽が
色鮮やかに群生していたのが印象に残ります。
ギボウシに似ているというんですが、
ギボウシを採ったことが無いので分かりません。

タラノメ(タランボ)は、ちょっと早かったですね。
芽が小さすぎて、採るには忍びないものでした。

カタクリも、おっとり咲いてました。

ちょっと出遅れたけど、
モミジガサやウドも採りたいので、
ドライブかたわら、また出かけようと思います。

もちろん、春の味覚王・ネマガリタケも!!
# by gaku33k | 2009-05-14 01:48 | グルメ・食文化
2009年 05月 13日
大学への帰属意識はどのように高まるのか
ごみなげです。
こんばんは。

身近なところで、にわかに大学ランキングの話題が増えています。
にわかに、なんて言ってる時点で危機意識が低いんだと思いますが…。

昨日はQuacquarelli Symonds(QS)のアジア大学ランキングが発表されました。
Excite エキサイト : 中国ニュース

うちは、まあ、あまり喜べるポジションにはいないのですが…
評価基準が異なるため、世界ランキングと比べ順位の前後があるそうです。

国内大学で見たらひとつ落ちているけど、
世界大学ランキングを整理してみたら、アジア全体では上がっているみたいでした。
って、順位だけで単純な比較してもしょうがないですね。
細かいところはいずれじっくり見ます。

このランキング、評価にPeer ReviewとRecruiter Reviewというものを用いています。
前者は研究者に対するアンケートによるいわゆる相互評価、
後者は企業採用担当者による採用者(卒業生)への評価です。

日本の研究者にはPeer Review依頼をスパムと勘違いして捨てる人もいるとか、
日本企業へのRecruiter Review依頼が少ないから不公平だとか、
世界全体でこれらの評価が適切に行われているのかはギモンとの声もあります。

それはさておき、このように大学のパフォーマンスが多面的に評価されるわけですが、
よく考えると、それらはすべて密接に繋がっているように思えます。

顕著な研究をされる先生がいればPeer Reviewが上がり、
そうすると論文引用数も増え、メディアでの露出も増え、
その大学に憧れる熱意ある人々が学生や研究者として集まってくる。
優秀な彼らが研究者、あるいは卒業して就職し企業人として活躍する。
するとPeer ReviewやRecruiter Reviewが上がる。
世界大学ランキングで上位に上がると、留学生も増え、さらにランキングが上がる…
そんな正のスパイラルが脳裏に浮かびます。

最初に「顕著な研究をされる先生」から始めたのはたまたま…です。。
や、そもそも、その正のスパイラルをどこからスタートさせるかという話ではありません。
全部繋がっているからこそ、どれも大事だということなんじゃないでしょうか。

僕は研究者ではありませんが、
そのサイクルが動くための潤滑油の一滴にでもなれたらいいな、と思います。
(ヌルイとか言われそうですね)


さて、最近は国立大学もこぞって基金を設立して、
厳しい財政の補填&独自の取り組みを高めるためにオカネを集めています。

では、誰が寄附をしてくれるのでしょうか。

多くの場合、大学のOB・OGが個人や企業として支援されているようです。
しかし、「自分はその大学の出身者である」という“帰属意識”が無ければ、
なかなかまとまった金額を寄附したいとは思わないのではないでしょうか。

ところがそもそも、国立大学は国が建てたものですから、
建学の精神といったものは通常無く、
学生・卒業生の帰属意識は低いと言われるようです。

東大のように社会におけるプレゼンスが特に高い大学においては、
大舞台で活躍する方も多く、よりたくさんの支援が集まるようですが
(ランキングも含めた正のスパイラルの一環に思えます)
他のほとんどの大学は、指をくわえていてはそっぽを向かれてしまうのではないか。

救うのは、アイデンティティだと思う。


大学の本分である教育・研究の特色化。
でもそれだけじゃない、僕らにも絞り出せるエッセンスは、あるんです。

大学にいる人全員で一斉ブレストできるような場があったらいいのに!


いずれ続き(?)をエントリーします。
しまらない妄想家・ごみなげでした。
# by gaku33k | 2009-05-13 23:11 | お仕事