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サステナビリティ(持続可能性)がよくわかる?環境教育にぴったりのサステナ漫画「さすてな気分」連載中。
by gaku33k
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2008年 06月 02日
北国の春の味覚、ネマガリタケ(チシマザサ)
ごみなげです。

関東甲信以西は梅雨入りだそうですね。
北海道には今のところあまり影響はありません。

しかし、そう言っていられるのも今のうちかとびくびくしています。
なんせ関東甲信は昨年より20日も早いとのこと。
やはり、地球温暖化の影響で気候変動が激化してきているのでしょうか。

北海道は今、タケノコ採りのシーズンを迎えています。
これも温暖化の影響で大幅に早まる…かと思いきや、
札幌近郊は先週まではまだまだ小さかったとのことなので、そうでもなさそうです。
北海道南部では、先週の時点ですでにピークを迎えていたようでした。

タケノコと言っても、北海道のものは「ネマガリタケ」と呼ばれるササの仲間で、
正しい和名はチシマザサと言います。
このタケノコは、付け根の部分のキュッとした歯ざわりとシャキシャキした歯ごたえ、
豊かな春の香りがたまらない逸品で、茹でて醤油で刺身風に、また煮付けにと、
クセの無さがクセになる、そんなすがすがしい北国のご馳走です。

そんなチシマザサに関連した論文を見つけました。
Removal of understory dwarf bamboo (Sasa kurilensis) induces changes in water-relations characteristics of overstory Betula ermanii trees

チシマザサ(Sasa kurilensis)の除去がダケカンバ(Betula ermanii trees)の
水分生理に与える変化を調査されたようです。
結果、チシマザサを除去したほうがダケカンバがよく育つ、ということらしいです。
ということは、除去したチシマザサがバイオエタノールの原料になったりすれば、
森林管理でCO2吸収量増加&燃料確保というわけで、これこそ一石二鳥ですね。

でも、チシマザサが無くなったら春の楽しみが半減してしまうので、
できれば、タケノコの収穫に影響が出ない程度…にしてほしいな、なんて。

かくて人間というのは、身勝手な生き物でした。
来週末はタケノコ採りに野山に入る予定です。楽しみ~!
by gaku33k | 2008-06-02 21:24 | グルメ・食文化
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